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第8章 七

そのままうなじへの口付けが繰り返されると、私は抵抗して身を捩る。

「っ……待って！白夜！」

「その言葉は聞き飽きた。早く俺は、胡蝶の可愛く泣く声が聞きたいんだ」

「そんな……！」

立ち上がろうとしても、腹部に回された両手によりガッチリと抱き締められていて、身動きがとれない。どうしよう。本当にこのままだと……。

「胡蝶、愛してる」

「……ンッ……」

ちうっとうなじに吸い付かれると、ゾクッと身悶えた。