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隠密の華
第11章 十

* * *

「桐、どうしたんだ?」

桐から連れてこられたのは、以前来た森の中にある小屋。そこへ桐から押し込まれると扉を閉められてしまい、困惑しながら私はすぐに外へ出ようとする。

……が、扉が開かない!何故だ。

まさか扉の前に、故意で何か置いているのか?

「桐、開けろ!何してる!今日は大切な式典があるんだぞ!」

何度押してもびくともしない扉に慌てながら、私は外の桐へ向かって叫んだ。

……嫌な予感がする。桐の奴、自棄になっているんじゃ……。

「駄目だ。式典が終わるまで、ここからは出さない」

「何を言ってる!わけの分からない事を言ってないで開けろ!こんなことをして、後でどうなるか分かってるのか!?」

「……分からねーよ。ただ、お前を白夜に会わせたくない」

「本当に、ふざけるな!」

背筋を凍り付かせながら、桐の言葉に思い切り扉を叩く。

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