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第11章 十

「絶対帰すわけにはいかねぇ」

「えっ？待て、桐……」

桐の言葉に腹を立てたが唐突に着物を開かれ、ふくらんだ胸をさらけ出されると。

私は顔を青ざめ、左胸の先端へ近づいてくる桐の唇に冷や汗を滲ませた。

「あっ……っ……」

そのまま先端へ熱い唇に吸い付かれて、喘ぎ声が漏れる。

右胸は揉み回されながら繰り返し強く吸い上げられると、私は体を捩りながら喘いだ。

「あ……あ……桐、駄目だ……」