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第12章 十一

「都、可愛い」

「う、うるさい……」

「本当に可愛いから言ってんだろ」

「だからもう黙れ！」

抽送され続ける熱棒に感じながら桐へ怒ると、顔を紅潮させつつ両手を掴まれ上体を起こす。

「だから、黙れって誰に言ってんだ？」

そして後ろへぐいっと引っ張られて、上体をそらしながら激しく抜き差しを繰り返され始める。

「あっ、んっ、あっ、あっ……」

「俺に口答えしたら止めねーぞ」

「駄目だ……っ、あっ、あっ、あっ……」

「俺の言うこと聞け。俺に逆らうな」

「あっ、んっ、や、あっ、あっ……」

すると中を太い塊で擦られ続け、淫らな蜜音を聞きながら強い快感に襲われた。

もしかして桐は、亭主関白なのか？普段はヘラヘラしているくせに、こうも偉そうに言われると腹も立つが胸が高鳴る。