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隠密の華
第15章 十四

「……それは都が隠密だからだ」

「違う。私は夫だった白夜を裏切れなかったんだ。それこそ同情かもしれないが……」


そこにはちゃんと愛があったと思いたい。

夫婦だった一年。

隠密としてだったが――


「白夜を忘れられてねーんだろ?」

「……」


桐の両腕に包まれたまま、私は無言で頷いた。


「あいつから何言われたか分からねーけど。都の気持ちにつけこみやがって……」


そんな私を不機嫌そうに見ながら低く桐は呟くと、私の体を離す。

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