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溺れる金魚
第11章  交わり
彼の隣には今頃誰か別の人が……。


考えたくはないのに、そればかりが頭の中を占拠してしまっていた。

広いベッドの中で一人きりで横になり、紗良は数日前を思い出していた。






軽く酒に酔った彼の事を……。




いつもそれほど深くは飲まないから、夜遅くに静かに帰ってきて先に横になっている彼女の隣に音もなく入ってくる。




遅い時間に布団に入ってくる唯一その時にだけいつも、彼は彼女の手を取り甲に触れるだけのキスをする。


それが嬉しくて紗良は眠った振りをしながら遅い帰りを待つことが常だった。






その日は接待で遅くなるから先に寝ているようにと朝から言われていた。




一人のベッドに横たわりながらも期待を胸に彼を待つ。












たった一瞬のために……。
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