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第3章 逢瀬

「あぁ…奈緒…君は最高だ…愛してるよ…」

篠崎は奈緒と見つめ合いながら、ゆっくりと奥まで挿入した。

「あぁっ…あぁっ…部長…すき…ﾊｧﾊｧ…部長…」

「奈緒…ベッドに行くよ。」

篠崎は奈緒を抱え上げ、繋がったままで立ち上がった。

奈緒が篠崎にしがみつく。

篠崎は両手で奈緒のお尻を掴み、弾みをつけて自分に押し付けた。

「…あぁっ…」

敏感になっている身体を、篠崎が何度も目覚めさせる。

篠崎の腰に両脚を絡ませ、篠崎に身を任せる。

「あぁ…ﾝｯ…ﾊｧﾊｧ…部長…すき…ﾊｧﾊｧ…」

二人の身体が音を立ててぶつかる。

「ﾌﾝｯ…ﾌﾝｯ…」

「あっ…ﾊｧﾊｧ…ｱｯ…ｱｯ…うぅｯ…ﾝｯﾝｯ…うぅｯ…ﾊｧﾊｧ…」

篠崎は静かに奈緒をベッドに下ろし、乳房を揉みながら乳首にキスをした。

「奈緒…誰にも渡したくないよ…」

ﾁｭｯ…ﾁｭｯ…

「嬉しい…」

篠崎は奈緒の脚を肩に抱えるようにしながら、膝や膝の裏側を舐め回し、ゆっくりと奈緒の中を探る。

「あぁ…身体が熱い…」

「奈緒、力を抜くんだよ。」

「あぁ…奥が…奥が…」

奈緒はもっと何かを捕らえようと身体を篠崎に合わせるように少しずらす。

「あぁ…あぁ…」


何度かそこを篠崎に突かれ快感に身を委ねていた時、急に内蔵全てが強い収縮を繰り返した。

身体は弓のように反り返り、身体中が何度も絶頂の波に襲われ続ける。

まるで奈緒の中心が膨らみきって砕け散り、その欠片が熱い血液とともに全身を駆け抜け続ける様な、強烈な衝撃を感じた。

喘ぎ声は叫び声に変わり、奈緒は何度も昇天し続け、そして気を失った。

「奈緒…奈緒…」

「………」

「奈緒…」

篠崎に頬を叩かれ我に返る。

「大丈夫？」

「部長…私…」

奈緒は篠崎にすがり付いた。

「死んじゃったかと思ったよ。」

「もう、死んでもいい…凄かった…」

「あぁ、君に全部吸い取られたよ。」

「あぁ、こんな風になれるなんて知らなかった…」

「前にも気を失いかけたよね。」

「あの時とは全く違って…」

奈緒は上手く説明できなかった。

ただ、もう篠崎だけしか受け入れられないと思った。

優しく抱きしめられながら、奈緒は初めて尋ねてみた。

「奥様に、同じ事をなさった事は…」