この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
終止符.
第5章 霧の中
優しい口調

思いやりの言葉

気にしなくていい、って?

待っていなさい、って?

一緒に入るから、って?

温かい会話。

妻の言葉が容易に想像できる。

お食事は?

お風呂に入る所なの

疲れてない?

あなた

お帰りなさい


温かい家庭。

愛子という妻。


違う。

愛されているのは私。

私よ。


「良き夫を演じるのって大変よね…」

「奈緒さん、まだわからないの?」

純が奈緒の両肩を揺する。

「触らないで!」

「遊ばれてるのに。」

バシッ…

純の頬を叩いていた。


「何も知らない子供のくせに!」

涙が零れ落ちた。

「奈緒さん。」


どうして

部長…

どうして…


純の手が髪を撫でる。

胸の鼓動が聞こえる。


「ッ……」

不意に唇がそっと押し当てられる。

「ぃや…」

再び頬を叩こうとした奈緒の手は、純に掴まれ、奈緒を見つめる純の目は、もう無邪気な子供の目ではなくなっていた。

「………」

なに?


純は立ち上がり、奈緒を部屋の奥へと引き摺ってゆく。

「な、何をするの、離して!」


「僕が…忘れさせる。」

「ッ…」

ベッドに押し倒され、両手を押さえつけられた奈緒は、いやいやをするように首を振り純のキスを拒んだ。


「ハァハァ…手を離して…ハァハァ…やめて!」

唇が首筋に押し当てられ、熱い息がかかる。

「いゃッ…ハァハァ…やめて、やめて…」

眼を強く閉じて耐える。

「奈緒さん、好きだ、ハァ…ハァ…」

「やめて…」

純は腕枕をするように奈緒の右腕を左肩で押さえつけながら左手の自由を 奪った。

「痛い…離して。」

ブラウスの下から純の右手が忍び込む。

「ハァハァ…奈緒さんに、触りたかった。」

「お、お願い…」

純の右手は背中に回り込み、ブラジャーのホックを難なく外した。

「やめて…」

純の手が乳房を覆う。

「ハァハァ…奈緒さん…」

「いや…やめて、やめ…」

唇を塞がれた。

「ンッ……」

乳房を確かめるように柔らかく、純の手が動く。

「うぅッ…」

純のキスは奈緒を戸惑わせた。

舌はなめらかに動き、奈緒の舌に絡みつく。

乳房を揉みほぐすように、大胆に動き回る純の手は、奈緒を女に変えそうになる。



この子を止めて…

あぁ…



/198ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ