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Dollと云う名の奴隷
第9章 絶望
「澪さんにお願いして会社は退職扱いにしてある。
自宅はご両親が心配されるだろうから時々は帰すよ。
どう?ちゃんとキミの置かれている状況を把握できた?
キミは精神を病んでいる患者。
そして私はその治療をしている医師。
今、キミの社会的な権利は全て私に委ねられているんだよ。」

絶望しかない。
私にはここでご主人様の人形でいる以外の選択肢がもうどこにもない。

「 悪い子には罰が必要だよね。」
そう言いながらご主人様は私をベットへ突き飛ばすと手枷を装着して天井から下がっている鎖に繋いだ。
天井のレールに沿ってベットから私を下ろすとご主人様は壁のスイッチを入れる。
鎖は巻き上げられ私はつま先立ちでギリギリ立てるくらいまで吊り下げられた。


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