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第2章 〜悪夢の回想〜 ここから

「 香音(かのん)！こっち、こっち。」
居酒屋に入ると1番奥の席で同僚の花純(かすみ)と澪(みお)が小さく手招きして呼んでいる。
「 透(とおる)と智史(さとし)は会議が終わり次第来るって。」
澪がそう言いながらおしぼりを渡してくれた。

花純と澪は人事部、透と智史は営業部。
私、香音は企画部の所属。
部署は違うがみんな同期でまるで学生時代に出会った様に気の合う仲間だ。

先に始めておいてと言う男性陣のお言葉に甘えて
私たちの今日の飲み会が始まった。