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第1章 気持ちよくないセックス

私の家は、貧乏だった……
まだ、小さい時は良かった。
新築の家に住み、ピアノもあって、
たくさん習い事をして、
よくある幸せな家庭だった。
崩れ落ちていった。

お父さんの会社が倒産して、
全てがなくなった。
家もピアノも売られていった。
全てがなくなっていった。

汚いアパートに引っ越した。
家には借金とりからの電話が毎日の
ようになる。
変なとこしかもう借りられないんだろう。
でも、夜中にケンカしてる声が聞こえた。

お父さんは私が18歳になったら働くという
条件でお金が借りれると言って
借りようとしたらしいが、お母さんが
激怒してその話はなくなった。
でも私は、ここにはもうとにかく
居たくなかった……ほんとただそれだけ。
もう、限界、一人で生きて生きたい……