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愛しの愛梨ちゃん
第9章 終止符
「だったら今から貴方をクビにするわ。」
社長にでも言うつもりか?ズルいのはどっちだ。
「好きにしてくれていいよ。
俺は来月付けで移動願い出したから受理されなかったら
クビになったと受け取るし。」
「え…」
うつむき続けた愛梨は潤んだ瞳で俺にすがる。
「何でそんな言葉言うの?
やっと…やっと…高校時代の恋が実ると思ったのに。
隆ちゃんはまた私を選んでくれないのね。」
「…ゴメンな。」
あの頃も今も俺は心の狭い人間なんだよ。
彼女が自分より出来る人間だとヘコむんだよ。
これ以上 愛梨のそばにいても
傷つけるだけだから俺は職場に戻った。
社長にでも言うつもりか?ズルいのはどっちだ。
「好きにしてくれていいよ。
俺は来月付けで移動願い出したから受理されなかったら
クビになったと受け取るし。」
「え…」
うつむき続けた愛梨は潤んだ瞳で俺にすがる。
「何でそんな言葉言うの?
やっと…やっと…高校時代の恋が実ると思ったのに。
隆ちゃんはまた私を選んでくれないのね。」
「…ゴメンな。」
あの頃も今も俺は心の狭い人間なんだよ。
彼女が自分より出来る人間だとヘコむんだよ。
これ以上 愛梨のそばにいても
傷つけるだけだから俺は職場に戻った。