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第10章 隼人と要、菫さんにカミングアウト

「急いで、汗かいた？恋人に会うんだから、

シャワーしたいよね？良いよ。

彩香ちゃんのマンションでタクシー降りるよ。

エントランスで待ってるから、

ゆっくりシャワーしなよ。

彩香ちゃんのいける時間でタクシー呼んでよ。

それに乗って行こうね？女の子なんだから

気にするなよ。」

「ありがとうございます。急いでシャワーします。

用意はできてるので、シャワーだけなんです。

タクシーで化粧しても良いですか？」

「彩香ちゃん、部屋で化粧してきなさい。

本でも読んでるから、大丈夫。

綺麗にしてきなさい。」

「ありがとう。じゃあ急ぎます。

待っていて下さい。」

急いで、コンシェルジュに電話を入れ、

要さんが来ること、待って頂いてほしいこと。

飲み物を出して下さい。と、お願いした。