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続おデブが愛されちゃダメですか?
第10章 隼人と要、菫さんにカミングアウト


真side


少し話が戻ります。


真と隼人が、新大阪に着いた。

タクシーに乗るつもりで改札を出た。

改札の所には、長谷川本家に永く勤めている

執事の近藤が立っていた。

隼人がいつも「近藤のじー」と呼んでいた人が

もう良い年になってるはずだが、

年を感じさせないピーンと背筋の延びた

姿勢の良い立姿で、二人を出迎えてくれた。

じー「お坊っちゃま、お帰りなさいませ。

真さま、よくいらっしゃいました。

菫様が、首を長くしてお待ちです。

車を待たせてあります。こちらにどうぞ」

隼人「おい、じー元気か?もう30超えてるのに

お坊っちゃまはやめてくれよ(笑)」

「近藤さんも、お元気そうで何よりです。」

じー「まだまだ若い者には負けてられません。

私にとって、隼人坊っちゃま、いつまでたっても

お坊っちゃまです。他に呼び方が思い付きません。

ハッハッハッハッハ」
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