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第10章 隼人と要、菫さんにカミングアウト

菫「どないしたらいいんかなぁ？

私はな？偏見は、あんまり無いねん。

政治家にも、けっこういてるし、会社経営者にも、

ゲイは、かなりいるのは知ってる。

友達にも、いてるわ。

でも、実の娘が悲しむのは辛いなぁ。

孫を楽しみにしてたからなぁ？

そやけど、隼人も辛いわなぁ？

ずっと悩んでたんやろ？

マイノリティいうのかなぁ？

少数派やもんな？男女の恋愛が

普通とされてる世の中や！

差別は、あるやろうからな？

だから、内緒にしてたんやろ？

誰にも言えんかったんやな？辛かったな？」

隼人「菫さん」隼人は、思いっきり泣いていた。

そんな孫を菫は、抱き締めて

背中をさすってやっていた。

菫「隼人、心配しな、私は隼人の婆さんや！

隼人は可愛い孫や！私が、隼人を守ったる。

人を思う気持ちは誰にも止められん。

隼人の子供見たかったけど、

隼人が幸せなのが一番や。

あんたが幸せやないと、なんにもならへんやろ？」