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第10章 隼人と要、菫さんにカミングアウト

隼人は、ただただ泣き続けた。

菫「隼人が悪いんや無いんや。神様が決めた事や！

隼人がこの世に生を受けた時に決まってたんや！

誰にも、どないすることもでけへんのや！

一緒に、行ったるから、お母ちゃんとお父ちゃんに

ちゃんと本当の事言いや。しゃあないんやから、

きっと分かってくれるよ？親子やろ？

隼人の身方になってくれるはずや！

私の娘は薄情やない！お父ちゃんかて、そうや！」

隼人は、嬉しかった。

菫が、反対しなかっただけでなく

両親に話す時、一緒にいてくれると言ってくれた。

俺の身方になってくれた。

それだけで、今日来て良かったと思った。

真「隼人、良かったな？」

菫「真さんは、知ってたんか？

相手の人の事も知ってるんか？

ええ男か？信用できる男か？

隼人を大切にしてくれてるか？」

菫は、心配で仕方なかった。