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第10章 隼人と要、菫さんにカミングアウト

流石アルコール類を輸入販売している

会社の会長宅だけの事はあって、

高級な珍しいワインやブランデーが、

次々出てきて、セレブだと言われてる真でさえ、

度肝を抜かれた。グラブで飲んだら

いくらになるんだ？恐ろしくなった真だった。

彩香に、こちらに来てからの話をしておきたくて、

電話をかけようと、トイレに行ってくるって、

その場を逃げた。

隼人が、悔しそうに睨んだのを横目に

心の中で手を合わせながら、逃げた。

大きな立派なトイレで、用を足すのが悪いような

きらびやかなトイレだった。

洗面台も立派なのがあって、

椅子まで用意されていて、化粧室になっていた。

ちょうど良いから、そこに座って電話をかけた。

そしたら、彩香は、事もあろうか聖夜と一緒にいた。

何で、俺のいない間に、聖夜と？浮気か？

聖夜に抱かれるのか？

もしかして、もう抱かれたのか？