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第10章 隼人と要、菫さんにカミングアウト

菫は、真の話を黙って聞いていた。

「私以外にも彼女の才能を誉める人が出てきて、

今では色々仕事をするようになりました。

彩香を指名して仕事が入るようになりました。

今日も、ある新築の家のレイアウトを頼まれて

話をしに行ってるんです。

彼女のセンスは素晴らしいと、

贔屓目抜きで思います。

これは、ほんの一分ですけど、

弊社のショールームのレイアウトです。

こちらが以前のもので、

これが今、現在のものです。

どちらが良いと思われますか？

今の方が断然商品が売れています。

今、現在のものか、彩香の考えたレイアウトです。

彼女は、このレディースマンションの仕事に

うってつけだと思います。」

菫「分かった。良いわよ。二人でやりなさい。

真さんに任せるわ。私は、貴方を信じてるから

貴方の目を信じるわ。確かに、

後の方が、数段上ね？」