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毒蜜喰らわば
第1章 パワースポットでの怪
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咲枝は手をこすりあわせてからバッグの中から愛おしそうに御朱印帳を取り出した。
「これ書く人って、ものすごい達筆だよね。見るたび感心しちゃう。
だってさ、みんなおんなじように書くんだよ?
私だったら途中で変えちゃうかも、飽きちゃって」
笑う咲枝につられて私も自分の御朱印帳をバッグから取り出す。
前から順番に見ていきながら一番新しい今日頂いた御朱印を見て
えっ?と声をあげた。
「どしたの?」
悲鳴のような声に顔をあげた咲枝は、
御朱印帳を食い入るように見つめた私の顔を不思議そうな眼差しで見ていた。
「ねえ・・朱印の色ってさ、ピンクだよね?あの神社・・」
頂いたばかりの御朱印はかわいらしいピンク色だった。
普通御朱印の色は朱色だけどこの神社はピンク色というのも人気がある要因で、
咲枝も私もそのピンク色がなお一層良縁を呼び込みそうだと
ネットを見てはしゃいだ。その御朱印が・・
さっきまでは・・ピンクだったのに・・
今は・・・
「これ書く人って、ものすごい達筆だよね。見るたび感心しちゃう。
だってさ、みんなおんなじように書くんだよ?
私だったら途中で変えちゃうかも、飽きちゃって」
笑う咲枝につられて私も自分の御朱印帳をバッグから取り出す。
前から順番に見ていきながら一番新しい今日頂いた御朱印を見て
えっ?と声をあげた。
「どしたの?」
悲鳴のような声に顔をあげた咲枝は、
御朱印帳を食い入るように見つめた私の顔を不思議そうな眼差しで見ていた。
「ねえ・・朱印の色ってさ、ピンクだよね?あの神社・・」
頂いたばかりの御朱印はかわいらしいピンク色だった。
普通御朱印の色は朱色だけどこの神社はピンク色というのも人気がある要因で、
咲枝も私もそのピンク色がなお一層良縁を呼び込みそうだと
ネットを見てはしゃいだ。その御朱印が・・
さっきまでは・・ピンクだったのに・・
今は・・・
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