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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第1章 結婚て・・・何スカ?
すれ違おうとした女の子が
俺の持っていた引出物の袋に
引っ掛かって接触してしまった。
俺の荷物が道端に散乱して……
あっ・・・
『……ご、ごめんなさい…っ』
下向いてた、その子が
ひどく驚いた様子で振り返り
俺に謝ってきた。
ホ・・・良かった
〃この世の人〃だ・・・。
(けっこービビってたぜな?俺・・・)
『ぁ・・・いや』
『ごめんなさい…』
少し呆然としてる俺をよそに
女の子は
しゃがみこんで俺の荷物を
拾ってくれていた。
『・・・』
見間違えじゃぁない・・・
ヒラヒラしたワンピースに
裸足・・・。
ハダカではないけどさ
(何言ってやがる俺)
ハダシだぜ?
季節問わず
それ既にオカシイだろ?
なんて思ってるうちに
『・・・あの』
『あ……うん』
女の子に荷物を渡される。
伸ばしてくる手が
カチコチに震えてるのは
寒いからか…
泣いてるせいか……
両方・・・だろうか。
『ごめんなさい…本当に』
『いや……別に』
それよりも・・・さ
『すみませんでした……』
何度も丁寧に俺に頭を下げて
女の子はまた歩き出す。
なんか
なんだかな・・・俺
『ねぇ・・・ちょっと』
俺の持っていた引出物の袋に
引っ掛かって接触してしまった。
俺の荷物が道端に散乱して……
あっ・・・
『……ご、ごめんなさい…っ』
下向いてた、その子が
ひどく驚いた様子で振り返り
俺に謝ってきた。
ホ・・・良かった
〃この世の人〃だ・・・。
(けっこービビってたぜな?俺・・・)
『ぁ・・・いや』
『ごめんなさい…』
少し呆然としてる俺をよそに
女の子は
しゃがみこんで俺の荷物を
拾ってくれていた。
『・・・』
見間違えじゃぁない・・・
ヒラヒラしたワンピースに
裸足・・・。
ハダカではないけどさ
(何言ってやがる俺)
ハダシだぜ?
季節問わず
それ既にオカシイだろ?
なんて思ってるうちに
『・・・あの』
『あ……うん』
女の子に荷物を渡される。
伸ばしてくる手が
カチコチに震えてるのは
寒いからか…
泣いてるせいか……
両方・・・だろうか。
『ごめんなさい…本当に』
『いや……別に』
それよりも・・・さ
『すみませんでした……』
何度も丁寧に俺に頭を下げて
女の子はまた歩き出す。
なんか
なんだかな・・・俺
『ねぇ・・・ちょっと』