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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第30章 翼を・・・ひろげて
『ゆぅちゃん・・・』
春の日差し
木漏れ日のあふれる
暖かくておだかやな
光と陰の中
フワ・・・
桜の匂いに混じるように
春の風に吹かれて
やわらかな香りがした
なつかしい匂い
なつかしい・・・声
あの世でもなければ
来世や再来世でもない・・・
俺の生きるこの空間に
その人がいる
同じ空間にいる
同じ瞬間(とき)を生きている
今を生きる・・・俺たちがいる
そう確かめるように
思わず手を伸ばした俺の
目の前に…
フワ・・・
その眼差しは
やわらかな風にのって
真っ直ぐに俺をとらえた
澄んだその瞳は
ポロリと・・・一粒
涙を流して
指輪の光る
小さな左手をかざして微笑んだ
『篠宮・・・優人くん
・・・〃はじめまして〃・・・』
『・・・』
そこには・・・
そこには
自分の足で・・・しっかりと立ち
やわらかそうな
真っ白な翼をひろげて
自由に・・・羽ばたく
『〃 加賀美・・・まりあ 〃 です』
両手(つばさ)を・・・ひろげた
〃自由なマリア〃が
満開の笑顔で立っていた・・・
・・・END・・・
。**。.:°**。.:°**。.:°**。.:°**。:
。**。.:°**。.:°**。.:°**。.:°**。:
I will always be with you
when you`re crying・・・
when you`re smiling・・・
I will always be with YOU
Iwish YOU happiness・・・
YOUTO☆MARIA
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春の日差し
木漏れ日のあふれる
暖かくておだかやな
光と陰の中
フワ・・・
桜の匂いに混じるように
春の風に吹かれて
やわらかな香りがした
なつかしい匂い
なつかしい・・・声
あの世でもなければ
来世や再来世でもない・・・
俺の生きるこの空間に
その人がいる
同じ空間にいる
同じ瞬間(とき)を生きている
今を生きる・・・俺たちがいる
そう確かめるように
思わず手を伸ばした俺の
目の前に…
フワ・・・
その眼差しは
やわらかな風にのって
真っ直ぐに俺をとらえた
澄んだその瞳は
ポロリと・・・一粒
涙を流して
指輪の光る
小さな左手をかざして微笑んだ
『篠宮・・・優人くん
・・・〃はじめまして〃・・・』
『・・・』
そこには・・・
そこには
自分の足で・・・しっかりと立ち
やわらかそうな
真っ白な翼をひろげて
自由に・・・羽ばたく
『〃 加賀美・・・まりあ 〃 です』
両手(つばさ)を・・・ひろげた
〃自由なマリア〃が
満開の笑顔で立っていた・・・
・・・END・・・
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I will always be with you
when you`re crying・・・
when you`re smiling・・・
I will always be with YOU
Iwish YOU happiness・・・
YOUTO☆MARIA
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