この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第30章 翼を・・・ひろげて
家族にも、会社の人にも
誰にも知れていない
趣味のようなもの
小さな…自分の心の居場所を見つけ
俺は俺らしく
俺なりに…前向きに生きていた
地道に…コツコツ
それって何事にも大事なんだよな
仕事でも、それなりに成果をあげたり
それなりに…俺は歩んでいた
充実・・・って言っても良いのか?
そうこうしてるうちにさ・・・
『優人・・・おかえり・・・っ』
『おかえり、優人・・・』
『お兄ちゃん、おかえりなさい♪』
『うん・・・、・・・ただいま』
島流しが明けた?
謹慎がとけた?
左遷解放令?
なんでも良いが…まぁ会社都合だ
俺は再び異動が決まり
元の場所に
地元に戻って来た
俺は…既にアイツよりも
俺の年齢は
出逢った時のマリアより…
最後に会った時のマリアをも
上回っていた
いつの間に?…ってか?
変わらずに…迎えてくれたのは
家族だけだった
戻った会社は
人もほとんど変わっていて
別の職場に転職したも同然なほど…
違う景色になっている
まぁ・・・悪くねぇよな
どこにいたって
どうにだって生きられる
前さえ向いて・・・歩いていれば
誰にも知れていない
趣味のようなもの
小さな…自分の心の居場所を見つけ
俺は俺らしく
俺なりに…前向きに生きていた
地道に…コツコツ
それって何事にも大事なんだよな
仕事でも、それなりに成果をあげたり
それなりに…俺は歩んでいた
充実・・・って言っても良いのか?
そうこうしてるうちにさ・・・
『優人・・・おかえり・・・っ』
『おかえり、優人・・・』
『お兄ちゃん、おかえりなさい♪』
『うん・・・、・・・ただいま』
島流しが明けた?
謹慎がとけた?
左遷解放令?
なんでも良いが…まぁ会社都合だ
俺は再び異動が決まり
元の場所に
地元に戻って来た
俺は…既にアイツよりも
俺の年齢は
出逢った時のマリアより…
最後に会った時のマリアをも
上回っていた
いつの間に?…ってか?
変わらずに…迎えてくれたのは
家族だけだった
戻った会社は
人もほとんど変わっていて
別の職場に転職したも同然なほど…
違う景色になっている
まぁ・・・悪くねぇよな
どこにいたって
どうにだって生きられる
前さえ向いて・・・歩いていれば