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第7章 守りたい・・・

・・・てなワケで


休みの日だと言うのに
業務臭プンプンで

車飛ばして少しはなれた
大型量販店へ。




だりぃ～～～…。










・・・世の中ってさ




なんでまだ





こういう風に出来てんのかな？








売り場を探す俺の前を
スーっと通り過ぎてく女の子・・・。




見覚えがある。





買い物か…



重そうに荷物引きずって歩いてる





マリア・・・。








そのまま姿が見えなくなる…

かと思いきや


すぐ側のコーナーに止まる。





ペットコーナー…。



マリアは足を止めて

キョロキョロと
ショーケースの中の
犬や猫を眺めてるみたいだった。




元気に・・・してるんだよな？



元気にしててくれよ？





俺はそのまま背を向けて
去ろうとした。






って…





『・・・』





俺・・・さ

なんで毎度…

そういう場面に出くわしちまうんだかな？


宿命か？(苦笑)






視界にいるその女は・・・


動物見るのに夢中で

重くて耐えらんなかったのか
買い物の荷物は床に放り出して

すっかり自分の世界だ(笑)



荷物倒れそうだし…


おいおい・・・忘れて帰るんじゃ
ねぇだろな？










ツカツカツカ・・・






『お一人ですか？・・・奥サン？』



(苦笑)