この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第8章 ゆるされぬ想い・・・
帰宅して玄関を抜けると


マリアが俺を出迎えた。





そりゃ…そうか



俺が現在保護してんだからな。




このところ
記憶の混乱を起こす事が多いぜ(笑)







『おぅ…遅くなってわりぃな
夕飯どっかに~…』





・・・?






『良かったら・・・すぐ食べれるよ?』







はて・・・?








あれ・・・俺







聞くところによると
マリアは昼メシ買わずに

スーパー行って材料買って
夕飯作ってくれたらしい。



『マリア…昼メシ食ってないのか?』




『朝のお残りで、おにぎり作ったから♪
ごちそうさまでした』





ピース・・・って。







『先に…食ってて良かったのに』






『一緒に食べた方が、おいしいかなって』







『サンキュウ…』






少し呆気にとられて
一緒に夕飯を食べる。





俺が普段、縁のない
家庭的な料理・・・




おかえり…って
待っててくれる家族




へぇ・・・


結婚したやつらは
こんな景色みてんだな。









役割をくれと言ったマリアは
洗濯したり食事を作ってくれたりしていた。





『今日の収穫か?』

『これどう思う?』





夕飯を済ませて寝る前までは
マリアと話をする。



マリアは出来ることを
優先して考えることを絞って


仕事を探したりしていた。


『履歴書ってウソ書いたらマズイよね…』

『?…そりゃそうだ(笑)どうかした?』




『・・・緊急連絡先とか
書かないと不審がられるかな?
かといって、旧姓名乗ったら偽名?』


『なるほど・・・』





確かに長期戦になりそうだ。

旦那の目を掻い潜って
マリアは自由になる準備をするんだ。

簡単にはいかない、という
マリアの苦悩が
ひとつ、またひとつと
見えてくる。
/1222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ