この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第11章 そういうの・・・碧いよ
俺を突き飛ばしたマリアが
一歩後ろに下がる




『ごめん・・・』


『・・・』




あやまんなよ・・・

スゲー惨めじゃねぇか俺・・・(笑)

なんてな・・・




『自分の都合に良いようにばかり

私・・・最低だと思う、ズルイと思う

友達になりたいだなんて…
都合良いことばかり

ゆぅちゃんに
ひどい事・・・言ったと思う。

でも…それは・・・できない』






『・・・』



マリアにとって
これまで俺と接触してきたことは

偶然にして
苦肉の策だった。


マリアにとって・・・
それとこれとは、別の話

それと、恋愛するのは
別の話・・・


トモダチでいたいヤツと
好きになるヤツとは
別の話・・・

それだけの、ことじゃねぇか






『ごめんなさい・・・。
私・・・都合良く頼ってばかりだった。

ゆぅちゃんが、悪いんじゃないよ?
そうじゃなくて

私には…それは
許されないことだから。

それに…
ゆぅちゃんは・・・

私にはもったいないよ』






一見したら・・・


これがその辺の女に
言われたことなら…


その辺の
チョット小綺麗な
敷居の高そうな女に言われたことなら


リップサービス満点

謙遜、尚且つ相手を傷付けずに

やんわりソフトに完璧な…

お断りの言葉だ。





だけど・・・それとはちがう。



俺・・・





『あのさぁ…マリア』




『・・・っ…?』






『お前・・・なんでそんな
〃お利口ちゃん〃になってなきゃ
なんねぇワケ?

こうすべきだ、とか
こうしてはダメだ~、とか?

世間体とかなんかのか
知らねえけど

そんなんばっか…
なんで大事なんだよ』






なんか…

引っ込みつかずか?

強気な姿勢な俺・・・



どうするよ?








『そんなヘリクツは二の次でさ…

俺は・・・

マリアの気持ちが聞きてぇんだけど…?』

/1222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ