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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第12章 戻れない道・・・
【今朝】
『ちゃん・・・ゆぅちゃん、起きて?』
『・・・ぁ・・・?』
マリアの声で目を覚ます。
・・・声ちっちゃ!?
起こすんならデカイ声で起こせよっ?!
(笑)
・・・なんて
俺が起きたのを確認すると
マリアは目も合わせず
と言うか、反らして
さっさとはなれて行った。
『・・・』
おはようのチューは?・・・
とか・・・そう言うのは
またでいっか。ウン。
マリアのヤツ…さめざめしてんな?
俺・・・
メチャクチャ興奮止まぬ状態なのによ
『ゆぅちゃ~~ん???』
『ん・・・うんっ?』
びっくりした…(笑)
『時間ある?』
『・・・?』
『時間・・・あるの?』
・・・。
・・・・・・えー・・・と
・・・
『・・・・・・ない』
ない
確実に、ない。
『ぅっわ…っ!?』
今日は仕事だ…(汗)
マリア、さめざめ~~じゃねぇ
俺が寝ぼけてんだな!?
それを早く言えよ!?誰かっ!!
後ろ姿のマリア・・・
マリアは少し焦りぎみに
仕事に行く支度をしている。
・・・トーゼン俺も
『・・・やっっべぇっ!』
我にかえって飛び起きる。
現実はよぉ?!
いつだってロマンをぶち壊すぜ!!
あー…
ロマンだけじゃ
現実、生き抜いて行けねぇなっ?!
チクショ~~~っ…
『ごめんね!…私も寝坊しちゃった』
チン・・・っ
『???』
『ゆぅちゃん、はいコレ!
時間ないでしょ?…
お残りで悪いけど、コレ食べて』
マリアが手渡すのは
温めなおしてホカホカの
昨日の夕飯の残りで作ったおにぎり・・・
飛び起きて
ドタバタで…一瞬の
ほんの少しの時間だったんだけどさ
俺・・・スゲー幸せだったんだよな。
だって・・・
『~っ、じゃわりぃけど俺行くわ!』
『…ゆぅちゃん…っ?』
『…?』
『いってらっしゃい・・・っ』
『ちゃん・・・ゆぅちゃん、起きて?』
『・・・ぁ・・・?』
マリアの声で目を覚ます。
・・・声ちっちゃ!?
起こすんならデカイ声で起こせよっ?!
(笑)
・・・なんて
俺が起きたのを確認すると
マリアは目も合わせず
と言うか、反らして
さっさとはなれて行った。
『・・・』
おはようのチューは?・・・
とか・・・そう言うのは
またでいっか。ウン。
マリアのヤツ…さめざめしてんな?
俺・・・
メチャクチャ興奮止まぬ状態なのによ
『ゆぅちゃ~~ん???』
『ん・・・うんっ?』
びっくりした…(笑)
『時間ある?』
『・・・?』
『時間・・・あるの?』
・・・。
・・・・・・えー・・・と
・・・
『・・・・・・ない』
ない
確実に、ない。
『ぅっわ…っ!?』
今日は仕事だ…(汗)
マリア、さめざめ~~じゃねぇ
俺が寝ぼけてんだな!?
それを早く言えよ!?誰かっ!!
後ろ姿のマリア・・・
マリアは少し焦りぎみに
仕事に行く支度をしている。
・・・トーゼン俺も
『・・・やっっべぇっ!』
我にかえって飛び起きる。
現実はよぉ?!
いつだってロマンをぶち壊すぜ!!
あー…
ロマンだけじゃ
現実、生き抜いて行けねぇなっ?!
チクショ~~~っ…
『ごめんね!…私も寝坊しちゃった』
チン・・・っ
『???』
『ゆぅちゃん、はいコレ!
時間ないでしょ?…
お残りで悪いけど、コレ食べて』
マリアが手渡すのは
温めなおしてホカホカの
昨日の夕飯の残りで作ったおにぎり・・・
飛び起きて
ドタバタで…一瞬の
ほんの少しの時間だったんだけどさ
俺・・・スゲー幸せだったんだよな。
だって・・・
『~っ、じゃわりぃけど俺行くわ!』
『…ゆぅちゃん…っ?』
『…?』
『いってらっしゃい・・・っ』