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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第19章 愛してるから・・・さようなら
『ゆぅちゃん・・・』
コンビニから帰ると
風呂から出たマリアが
少し不安げに俺を見ていた
『ごめん、コンビニ行ってた…
腹減らない?…つぅかマリア
水分摂った方がいいぜ』
『・・・うん』
少し脱水気味だったマリアは
ゆっくり…水分摂りながら
少しぼんやりしていた
『マリア…体・・・大丈夫?』
数日・・・ちょっとぶりに
まともに会ったマリアは
まるで初めて逢った時を
思い出させるかのような
怯えたような・・・それでいて
どこか寂しそうな目をしていた
『うん・・・』
『疲れたろう?…食いな・・・』
ちっとも食事に手をつけないマリア…
『ヨーグルトとかは?』
『ぁ・・・うれしい。ありがとう』
逃げられなかった要因のひとつとして
閉じ込められてる間
マリアは飲めない酒を
無理矢理飲まされてたみたいなんだ
そのせいもあって
余計に具合が悪そうで
『あ~…じゃぁ今日
カレー作ってやろぉか?・・・ぁ、いや
カレーはちがうか・・・』
『ふふっ……ゆぅちゃん』
『や・・・べつに、その』
マリアが喜んでくれるかな・・・なんて
つい思ってた訳じゃ
『ふふ・・・、っ…』
マリアが・・・ちょっと
目頭をおさえて
俺から顔をそらした
『・・・っ、ごめん・・・あはは
ゆぅちゃんの顔みたら…なんか
気持ち…つい、ゆるんじゃって
あれ…やだなぁ、私…』
『・・・』
涙を隠そうとするマリアを
正面から抱こうとする…
『っ・・・ダメ』
『・・・?』
マリアが俺の胸を押し返した
『弱くなっちゃう・・・
ゆぅちゃんに・・・甘えちゃう』
『ふふ・・・いいじゃねぇか別に』
『私・・・年上なのに』
『ぷっ・・・この期に及んで
マリアに年上力、求めてねぇから(笑)』
『・・・すごく・・・こわかったの』
『・・・うん』
マリアを抱き締めて
背中をゆっくりさすった
コンビニから帰ると
風呂から出たマリアが
少し不安げに俺を見ていた
『ごめん、コンビニ行ってた…
腹減らない?…つぅかマリア
水分摂った方がいいぜ』
『・・・うん』
少し脱水気味だったマリアは
ゆっくり…水分摂りながら
少しぼんやりしていた
『マリア…体・・・大丈夫?』
数日・・・ちょっとぶりに
まともに会ったマリアは
まるで初めて逢った時を
思い出させるかのような
怯えたような・・・それでいて
どこか寂しそうな目をしていた
『うん・・・』
『疲れたろう?…食いな・・・』
ちっとも食事に手をつけないマリア…
『ヨーグルトとかは?』
『ぁ・・・うれしい。ありがとう』
逃げられなかった要因のひとつとして
閉じ込められてる間
マリアは飲めない酒を
無理矢理飲まされてたみたいなんだ
そのせいもあって
余計に具合が悪そうで
『あ~…じゃぁ今日
カレー作ってやろぉか?・・・ぁ、いや
カレーはちがうか・・・』
『ふふっ……ゆぅちゃん』
『や・・・べつに、その』
マリアが喜んでくれるかな・・・なんて
つい思ってた訳じゃ
『ふふ・・・、っ…』
マリアが・・・ちょっと
目頭をおさえて
俺から顔をそらした
『・・・っ、ごめん・・・あはは
ゆぅちゃんの顔みたら…なんか
気持ち…つい、ゆるんじゃって
あれ…やだなぁ、私…』
『・・・』
涙を隠そうとするマリアを
正面から抱こうとする…
『っ・・・ダメ』
『・・・?』
マリアが俺の胸を押し返した
『弱くなっちゃう・・・
ゆぅちゃんに・・・甘えちゃう』
『ふふ・・・いいじゃねぇか別に』
『私・・・年上なのに』
『ぷっ・・・この期に及んで
マリアに年上力、求めてねぇから(笑)』
『・・・すごく・・・こわかったの』
『・・・うん』
マリアを抱き締めて
背中をゆっくりさすった