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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第21章 覚めない悪夢(ゆめ)・・・
怒りと嫉妬は類似しているのか?


怒りが人を嫉妬に狂わせるのか

嫉妬が人を怒りに震わせるのか…



自分の所有物に手を出された…

プライドの高いこの男にとって
何よりも許しがたい事実

カズキは嫉妬に狂った
鬼のような顔でマリアを責め立てる





『やめて…っ・・・やだぁっ…!』


何よりも心が追い詰められる
その咎めと狂気に

マリアはついに
カズキを拒否した



押し殺している気持ちも
堪える構えも

すべて崩壊してしまう…






〃ゆうちゃん・・・〃








『そんなに良かったのか?〃あの男の〃は…』



『やめて…っ・・・お願い…』





『良かったのか?聞いてるだろう
…感じたか?』



『やめて・・・ごめんなさい…っ』



自分に気持ちなどない夫の
狂気に満ちた姿や言動に
マリアの涙が溢れ出す




ズブッ…




マリアの体をくの字に曲げて指を突き刺し
カズキはマリアの中を掻き回す



『いやだ…っ、いやだっ…やめてぇ…』



『どこがよかった?…ここか?』








『やっ…っ、んっ、あぁっ…いゃ、ンッ…』



『いやらしい・・・ふしだらだな』







『カズキ・・・いたい』


『・・・~俺の方を見ろ』




カズキは構わずにマリアの中に
押し入り、腰を打ち付けた




『ぅ…んっ…カズキ…痛い…お願い・・・』


『…静かにしろ』






『痛い・・・お腹が、痛い・・・』




『チッ……』






ズチュッ・・・


冷や汗をかいて下腹部を押さえる
マリアを見て、カズキがはなれ

マリアの恥部を灯りの下に
晒した



『・・・』

『~っ…ハァ…ハァ』





『まりあ・・・』

『ごめん…なさい』

















『生理が始まったみたいだな・・・』











『~~・・・っ』




『掃除しとけよな…』



赤く光るマリアの恥部を眺めて
カズキは言い捨てると
マリアを放り出して眠った




『・・・』
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