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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第25章 二人の部屋・・・
『よし…~あっさり片付いたな(笑)』



この数日で…少しばかり増えた
俺たちの道具や荷物は

ひとまとめにして
俺の自宅に送った





『身軽になったし?♪出かけるか』






ほぼ、もぬけの殻になった
ウィークリーマンション




寂しさを感じてしまうのは
仕方ないのかもな







『マリア・・・そんでさ

ご両親に連絡は?…いつする?』






『今日の・・・夕方か

最悪・・・ムコウついてから、かな』




マリアが…少しタジタジする






『・・・ちょっとだけ…こわいんだ』






『マリア・・・?』







『なんて言われるかな…わかんないけど

今は・・・今日は、ゆぅちゃんと

ゆぅちゃんとの時間を…楽しみたいの』







『うん・・・わかった』







マリアの両親が
マリアの味方に…

力になってくれない
…なんてことはないだろう

それでもマリアにしてみれば
久々に連絡する両親に

一番に話す話の重さを考えたら
不安や拭い切れない気持ちに

押し潰されそうなのは
至極当たり前な事な気がした





『歩こうか・・・』

『うん・・・っ』





俺たちは…その一日を

せめて陽が当たる、その空間

その時間を

目一杯楽しむことに決めた









『夕方・・・くらいかな?』



電車の時間を調べながら
少しずつ…現実にかえっていく



『新幹線ならもっとギリギリまで
いれそうだぜ?♪』




『もぉ…(笑)ゆぅちゃん…
明日からお仕事でしょ?』




『だぁ~~~~…そぉなんだよなぁ?
連休明けの仕事ってなぁ~~…』





やけくそ…って訳じゃない


世間と同じように…休暇を過ごし
日常にかえっていく


そんな…どこにでもいる
普通のヤツみたいに
振る舞ってたかったのかもしれない




日常と言う〃現実〃に…帰るまで


なるべく普通に


マリアと・・・一緒に
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