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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第4章 幸せじゃ・・・ないのかよ?
『シノくん?電話…急ぎの用事?』

『ん~…いや』



『じゃ今日は♪飲み明かすぞ~~!?』

『あ・・・わりぃ今日はパス』




『は!?ちょっとぉ!!!
合コンの約束は!??』


『(してねぇだろっ!?)
あー、ワリワリィ!今度埋め合わせな?
じゃ、お疲れ』



『こ、こら待て!!?
篠宮ぁぁあ~~~~!!!』

















マリアからの電話は


俺に金を返したいから
会えないか、と言う電話だった。



『最寄り駅って…◯◯駅で
間違いないですか?』




驚きはしたが
俺は承諾して、翌日に約束をした。










そして今…
待ち合わせ場所に向かってるんだが。




もしかして・・・あれか?





薄茶色の長い髪の毛。



駅前のカフェの窓際の席に
お茶飲んでる
それらしき人物が見える。




大分待たせたのか?
と、時計を見るが
時間までは、まだ少しあった。


早めに来て待っててくれたんだろうか?





俺が少し足早にカフェに入ると
マリアは時計を見ながら
席を立とうとしている所だった。




『・・・よ』



マリアの前に立って軽く手を挙げる。



『ぁ・・・』



マリアは少し驚いて
俺に会釈をしてきた。




心なしかマリアは
ギクシャクしてるというか
うろたえてるように見えて


『???』


俺はとりあえず
マリアの向かいの席に座った。



マリアにしてみれば
とんだイレギュラーな
修羅場を見られた人間に
(それも見ず知らずの他人に)
再会してるワケだから?

まぁ
気まずいのは当然なのかもな?



先日とは違って
普通にコート着て
もちろん靴(あ、ブーツかコレ)も
履いてる。

おそらく彼女の
普段の姿なのだろう。

その場や季節に
なんの違和感もない姿から

なんかそんな風に思えた。
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