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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第26章 運命は・・・先着順?

意外な言葉を聞いた
…そう思った
言い方が、どうしょうもなく
イケ好かないけどな…
『フゥ~~・・・』
『・・・』
ヤツがどこかニヤケながら
天に向けるように
タバコの煙を吐き捨てた
『まりあ・・・あの女一人くらい
俺の人生に、取るに足らないモノだ』
『・・・っ』
ピク…っ…
だからさ・・・マジで
このクソヤロウ
ブン殴ってもいいか?
いいって・・・言ってくれよ、誰か
マジで・・・マジでさ
『フゥ~・・・賢い話が出来る訳でもない
家に縛り付けて置いたって
別に面白味もない
まぁ…場に〃立たせて置く〃には
相応の役割を果たす器量はあるがな
こっちも
飽き飽きしてた所だったからな…フフ』
『・・・』
それが…テメェの本性だよな
所詮は・・・それが
マリアを・・・人を
人形か道具みたいにしか思えない
それがテメェの…
『聞き分けの悪い…頭まで悪い
終いには不貞まではたらくような
どうしょうもない女…
背いて出ていくなら
別れても良かったんだよなぁ…ククク』
『・・・だったら
さっさと別れてやれば良かったじゃねぇか』
マリアの…失ったもの
これまでの時間は戻らないんだ
だったら、せめて
これからのアイツの人生に・・・
『・・・と、思ってたんだけどなァ』
『・・・』
『やめにした・・・』
『・・・』
果てしなく
何がしたいのか
言いたいのか…わからない
『フゥ~~・・・』
タバコ吹かしつづけるヤツ…
『他に話し相手いねぇのかよ・・・』
付き合って…らんねぇぜ
『・・・お前が〃欲しがってる〃からだ』
『・・・っ…!?』
『お前が欲しがってる限り…
アイツを手離しては、やらない』
理解の出来ない
その異常な人格の
その…牙を剥き出した本質
その本性を
俺は目の当たりにする・・・
…そう思った
言い方が、どうしょうもなく
イケ好かないけどな…
『フゥ~~・・・』
『・・・』
ヤツがどこかニヤケながら
天に向けるように
タバコの煙を吐き捨てた
『まりあ・・・あの女一人くらい
俺の人生に、取るに足らないモノだ』
『・・・っ』
ピク…っ…
だからさ・・・マジで
このクソヤロウ
ブン殴ってもいいか?
いいって・・・言ってくれよ、誰か
マジで・・・マジでさ
『フゥ~・・・賢い話が出来る訳でもない
家に縛り付けて置いたって
別に面白味もない
まぁ…場に〃立たせて置く〃には
相応の役割を果たす器量はあるがな
こっちも
飽き飽きしてた所だったからな…フフ』
『・・・』
それが…テメェの本性だよな
所詮は・・・それが
マリアを・・・人を
人形か道具みたいにしか思えない
それがテメェの…
『聞き分けの悪い…頭まで悪い
終いには不貞まではたらくような
どうしょうもない女…
背いて出ていくなら
別れても良かったんだよなぁ…ククク』
『・・・だったら
さっさと別れてやれば良かったじゃねぇか』
マリアの…失ったもの
これまでの時間は戻らないんだ
だったら、せめて
これからのアイツの人生に・・・
『・・・と、思ってたんだけどなァ』
『・・・』
『やめにした・・・』
『・・・』
果てしなく
何がしたいのか
言いたいのか…わからない
『フゥ~~・・・』
タバコ吹かしつづけるヤツ…
『他に話し相手いねぇのかよ・・・』
付き合って…らんねぇぜ
『・・・お前が〃欲しがってる〃からだ』
『・・・っ…!?』
『お前が欲しがってる限り…
アイツを手離しては、やらない』
理解の出来ない
その異常な人格の
その…牙を剥き出した本質
その本性を
俺は目の当たりにする・・・

