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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第27章 飛べない鳥・・・
「シノミヤさん異動するって?」
「いや、あくまで噂よ・噂!」
「□□支社とかって」
「えー?!あの歳で!?」
「て言うか、こんな時期に?」
「あ~…アレ?ついにやらかしたのかな?」
「あー…そりゃ同情の余地なしだね」
『・・・』
こういう声を
耳に入れなくて良くなる…
それ以前に
俺のしたことの責任
けじめってモン・・・
マリアの夫からは
あれから大きな動きも何もない
弁護士と揉めてるか
俺の今後を動かせれば
目的は十分に果たせたと言うことなのか
定かではないが
俺は…結果として、あの誓約書に
署名はしていない
もっと言えば・・・マリアも
無茶苦茶をして
結局サインするのを拒んだんだ
まぁ…その後の事を知り得ない俺には
その後、彼女が署名をさせられたのか
応じたか否かもわからない
ついでに言えば
そんな書面がなくとも
こんな関係になって
それも、露呈して
揉め事になったのにも関わらず
会ったりするなんて
さすがに俺らもしない
出来ない
母親には泣かれたが
俺のしたことの報いであり責任だ
頭を抱えつつも
母親も…とるべき責任だから、と
結局は頷いていた
だから俺は…辞令は
なんの異論もなく
甘んじて受けようと思っていたんだ
その前に・・・ひとつだけ
やることがあるけどな
「いや、あくまで噂よ・噂!」
「□□支社とかって」
「えー?!あの歳で!?」
「て言うか、こんな時期に?」
「あ~…アレ?ついにやらかしたのかな?」
「あー…そりゃ同情の余地なしだね」
『・・・』
こういう声を
耳に入れなくて良くなる…
それ以前に
俺のしたことの責任
けじめってモン・・・
マリアの夫からは
あれから大きな動きも何もない
弁護士と揉めてるか
俺の今後を動かせれば
目的は十分に果たせたと言うことなのか
定かではないが
俺は…結果として、あの誓約書に
署名はしていない
もっと言えば・・・マリアも
無茶苦茶をして
結局サインするのを拒んだんだ
まぁ…その後の事を知り得ない俺には
その後、彼女が署名をさせられたのか
応じたか否かもわからない
ついでに言えば
そんな書面がなくとも
こんな関係になって
それも、露呈して
揉め事になったのにも関わらず
会ったりするなんて
さすがに俺らもしない
出来ない
母親には泣かれたが
俺のしたことの報いであり責任だ
頭を抱えつつも
母親も…とるべき責任だから、と
結局は頷いていた
だから俺は…辞令は
なんの異論もなく
甘んじて受けようと思っていたんだ
その前に・・・ひとつだけ
やることがあるけどな