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甘い時間は2人きりで
第25章 不安を打ち消す存在

呆気に取られてる内に、車は発進した。
春人とデートは嬉しいけど、OK出してないのに…
住宅街と比べて街灯が多く付いてるから、怖さはあまり感じない。
…違うな、春人が隣に居てくれてるから安心なのかな?
「今の時間からデートって、どこ行くの…?」
「ドライブやけどな、出来るだけ夜に慣れといた方がええやろ?」
「な、何でそれを…」
春人に心の不調のことは言ってないのに…
「美咲さんから教えてもらった」
美咲ったら…ライブがあるから心配掛けたくなかったのに…
「言わなくても良かったのに…」
「こら、美咲さんも凄い心配してはったんやで?茜さんのことやから、俺を思って言わんかったんやろ?」
小さく頷くと、頭をワシャワシャと撫でられた。
「俺を気遣ってくれるのは嬉しいけど、もっと彼氏として頼ってや?仕事とプライベートは別なんやから。俺も茜さんのこと心配してるんやで?分かった?」
「ごめんなさい…」
「…よし、約束な?破ったら、すっごいやらしいことしちゃうから」

