この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
『コミックサイトで逢いましょう』―番外編―
第1章 【第一部】これより先危険につき!

「おまえなー、此処まで来るあいだに起こせよ!どうすんだよこんなとこで降りて!」 
 
耿輔に言われるままに降りた駅は小田原駅。

何が嬉しくて貴重な休日に、小田原くんだりまでこんなヤツと出掛けなきゃならないんだ。

登戸で南武線に乗り換えてれば、今頃はとっくにアパートに戻っているころ。経堂辺りまでは起きていた筈だからその後、一時間以上も寝た勘定になる。
 

起こせよ~!

 
耿輔は俺の憤りなど何処吹く風という顔付きで、美味そうに煙草を吹かすと、余裕かまして俺の方に向き直った。

「いいじゃん。俺バイト代入ったとこなんだ。丁度ゆっくり風呂入りたかったし…」

「それとこれとどういう関係が有るんだ。俺はここから帰るのが大変だろって言ってんだよ!」

「まぁ、深く考えるな。とにかくメシにしようぜ。折角、小田原まで来たんだから美味いモノ食わせてやるよ。買い物に付き合わせたお詫びに奢るからさ」
 
調子の良いことを言って改札を抜けると、タクシーを拾う耿輔。

遅い朝飯を食ったきり、何も口にしていなかった俺の胃袋に訴える心理作戦で、まんまと俺をタクシーに押し込む。

だが、次に耿輔の口から出てきた言葉を聞いて、俺は思わずタクシーを降りたくなった。

「ヒルトンホテルまで」


 ̄ ̄ ̄* ̄* ̄* ̄* ̄ ̄ ̄

策士《耿輔》と、学習しない《モトミ》

災難は何気無い日常から。

モトミ明日はどっちだ?!(明日はあるのか?)
/29ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ