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『コミックサイトで逢いましょう』―番外編―
第3章 【第三部】 春の日の泡沫(うたかた)の………

『ってか、この後折角いいとこだったのに、おまえの電話で目ぇ覚めちまったじゃねぇか!責任取れよな」
 
俺はその言われもない理由に脳みそが沸騰しそうになった。
 
だいたい、朝っぱらからどういう変態な夢を見てるんだ!こいつは。

しかも、その変態の相手が俺だなんて…

なんだか、自分の知らないところで”おかず”にされてるヒジョウニ惨めな気分。

勝手に人の気持ちを決めるな!
それに、何で俺が耿輔を選ばなきゃならないんだ!

しかも、もう一方の選択肢は弟の亨…不毛すぎる。
こいつの思考回路はどうなってるんだよ。
 
俺は耿輔の頭を思いっきりひっぱたくと、そのままヤツを置きざりにして構内へと戻った。

あとには、叩かれた頭を撫でながら呆然と俺の姿を目で追う耿輔が残された。
 
─まったく…週の初めからついてない。
変態は親父だけで十分なのに、なんで俺の周りはこんなヤツばかりなんだ。
 
俺は大きく溜息を吐くと、政治学の教室に入っていった。
 
自己中かつ鬼畜な耿輔に見初められた俺の前途はトンでもなく暗い──

(La Fin)
 
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