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【Onlooker】~サラが見たもの~
第7章 その関係は、曖昧?

 とっても妖しい妖光の元。ベッドの下には、怪しく蠢く三つの影が映し出されていた。そして当のベッドの上、二人の男を相手にしながらも、その中心に在るのは――やはり、咲花だ。


「うっ、ああっ……たっ、たまらねえ」

「はあ、はあっ……こんな、凄いのは……初めてですよ」


 男たちは息を乱して、快感に呑まれゆく己が愚かさを吐露していた。

 咲花はまさに獣のように四肢を下ろす体勢を取り。その前と後の孔を以って、男たちを深淵で淫靡な快楽の虜とする。

 その前門は――


「うおっ、舌が絡んで……うっ、ああ、そんなに深くまで……」


 坊主頭の男の大きな一物に、ピアスの舌を這わせてゆく。ぴくぴくと脈打つ幹を、根っこから反り上がる先端へと、幾度も幾度も弄り上げた。

 唾液でぬらぬらと濡れる舌と、怪しげに光るピアスの――その二つの感触を、容赦なく与えた。そして存分に昂ぶらせたそれを、頭からぬるりと呑み込み果たす。何処にそれだけのものが収まるのか、と思わせるまで深く――。

 そして、後門にて――


「ううっ、果てなく沈み込むような……いやっ、身体の力が吸い取られてゆく……まるで、そんな感じです」


 恍惚の表情の優男は、既に結合を果たしていながら。しかし、その猛りきった男の欲望を、咲花の女の部分に叩きつけることはしていない。否、できないのだ。そうすればたちまちに己が弾けて飛んでしまう、そんな予感に苛まれた。

 恥毛の薄い程好く潤った、その女の園は、見かけよりもずっと危うく。粘膜の孔は、それ自体が意思を有したかの如く、うねり収縮を繰り返す。まるで獲物を絡め取り溶かし喰らう、食虫植物のように――。

 男たちは等しく、その精神までを侵されようとしていた。

 けれども――


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