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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第2章 結婚前

夜も更けて…
布団に入った私と友達は
入社式の日から始まって
辛かった研修のこと
初乗務のことなど
眠るのを惜しむように語り合った。

振り返ってみれば
辛かったことより
楽しかったことの方が多かった気がする。

たくさんのお客様から
注目を浴びることの出来る仕事に誇りを持っていた。

そんな当たり前のことに今更ながら気づいて
天職とも言える仕事に就けたことに感謝した。



――そして翌日
私のラスト航海の朝を迎えた。


最後の挨拶で
最後の乗務だとお客様に言うべきか言わざるべきか
それを悩んでいたけれど…


ラスト航海とゆうのは初乗務と一緒で
一生のうちに一度しか経験できない。


――結局。
私は、伝えることを選んだのだった。


頃合いを見計らって
私は本当に最後となる挨拶を始めた。



「わたくし事ではございますが
 今回が最後の乗務でございます。

 記念すべき最後の仕事で
 こんなに素晴らしいお客様に巡り会えて
 感謝の気持ちでいっぱいです。

 素敵な想い出を胸に
 これからは別の道を歩いていきます。」



決して結婚とは言っていなかったのだけれど
勘のよいお客様は
『結婚おめでとう』
と声をかけてくれる。

お客様が座る両サイドの座席の間を歩く私は
まさに花道を歩いているようで

私は涙ぐみながら
これ以上ないくらいの
素晴らしいラスト航海に感動していた。


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