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隷吏たちのるつぼ
第3章  第二章 遅れた服罪
 こんな女ですら気持ちいいなら、タイプの女ならばいかばかりだろう。願望というか、憧憬が膨らんだが、それからもセックスの相手には恵まれなかった。金を払わないかぎり。

 ソープをはじめとした風俗嬢は、実に技を尽くしてくれる。だがもちろん、それは金額に応じたサービスであって、真の愛情は欠片もない。

 偽りの恋情にすら、金を支払わねばならない。もちろん虚しいが、自分に唯一残された魅力と考えるしかなかった。

 今、目の前に横たわる「お嬢様」はどうだ──
 智咲を前にして己が境遇を内省すると、萎れるどころかトロけそうな熱情が股間に充満した。

 両脇へ手を回し、布団の上へ引きずり上げる。カーディガンの袷のラインが肢体の曲線を窺わせた。膝丈のシフォンスカートの裾が乱れ、白い脚が照明に光って映える。

(た、たまんねぇっ)

 征四郎はいそいそと観音開きの押入れを開け、畳んで置かれていた浴衣の帯を手に取って智咲の元へと戻った。半身を起こさせて投げ出されている腕を取り、背中へ回す。手首を腰の後ろでしっかりと結んだ。

 拘束しているあいだも、凭れかかる智咲から甘ったるい香りが漂ってきた。肩越しに覗き込むと、華奢な体でもバストの起伏ははっきりと認められた。

「ち、智咲、ちゃん……」

 上ずった声で名を呼び、ふわりとしたマロンブラウンの髪の中に鼻先を埋めた。

(うおおっ)

 脇の下から手を回し、ふくらみを鷲掴みにする。もう一方の手は腰を引き寄せ、牡茎を擦りつける。湧出する先走りがトクトクと尿道を擽った。

 背後から薫香を嗅ぎ、望外に存在感のあるバストを揉みしだき、若い体へ裏筋を擦り付け、

「おお、智咲ちゃん……。ああ……、ほら、わかる? 硬くなって、すっごく興奮しているよぉ」

 そんなうわ言を繰り返す。
 何をしているかは、自分でわかっている。

 目を覚まさぬうちに淫欲をぶつけるなど、セックスドールを相手にするようでつまらないと思っていた。だが、智咲の姿を見て、一度甘い香りに誘われてしまうと、もう止まらなかった。少女のような印象を持たせる智咲だったが、手のひらに伝わってくる確かな反発は、あくまでも「女」であることを主張して、自制心を狂わせてきた。
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