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閉じ込められた部屋で夫は
第8章 ピロートーク
織江の目的は、二つあった。

一つは、友貴子を黒井で落とすこと。自分が黒井に落とされたのにな、自分より劣る友貴子が落とされないのは我慢ならなかった。

もう一つは、友貴子とその夫の夫婦仲を引き裂くこと。自分が研究による名声も黒井との幸せも失ったというのに、その原因を作った友貴子達が幸せになるのは許せなかった。

織江はこのどちらも果たせたと思った。

夫の前で痴態を見せた友貴子と、それを見てオナニーした夫がうまくいくはずがない。保険として、腐乱死体を自動凌辱モードにしておいた。あと3日は友貴子は黒井の腐乱死体に犯され続ける。それを見続ける夫もきっと壊れるだろう。

「あとは、私たちが幸せになるだけ」

そう言って、織江はバックから袋を取り出した。

その中には、防腐加工された黒井の両手とぺニスが入っていた。

腐乱死体に両手とぺニスがなかった理由、それは自分のために取っておきたかったから。

「これさえあれば、私は生きていける、何時でも龍蛾に愛してもらえる」

復讐を完璧に果たした自分に、もう、恐いものなど何もない。

織江はぺニスに小さくキスをして、モニター室を去っていった。


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