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Let’s eat
第1章 欲情スイッチ
「あのさー、これどうゆう状況?」

床に押し倒された翔はちょっと不機嫌気味に俺を見上げながら問いかけてきた。
飲み会が終わり、翔は俺の家に泊まることになっていた。
どうせ明日一緒に買い物にいくし、終電にも間に合わないから飲み会の時は大抵俺のとこに泊まることになっている。
で、帰宅してリビングに着くなり俺は翔を押し倒した。

「いやいや、お前が誘うから悪ぃんだろ」
「はあ?なんだよそれぇ!」

全く意味がわからない、と言った感じで言い返すあたり本当にわかってないのか?こいつ…。
飲み会の間、俺がどれだけ我慢したと思ってるんだよ!
久しぶりに高校時代の友達との飲み会。当然俺たち2人も参加した。
他の奴らに比べたら会うほうだが、それでも久しぶりなので内心喜んでた。
けどこいつずっと食ってんだよなぁ。
いや、別に食うのは悪くねぇよ。
ただ、食べ方が問題大有りなんだよ。この店自慢の骨付き唐揚げ(自分だけ頼みやがった)にかぶりつく翔。
鶏肉の油で唇がテカテカ光っててめちゃくちゃエロかった。
赤い舌が唇をなぞって油を舐め取るのは、背筋がゾクリと震えるほどだった。
もう一度かぶりついて、また唇が油まみれになって…。
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