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Let’s eat
第1章 欲情スイッチ
当然こいつは顔をそらす。
顔が至近距離まで近づいたところで顎を掴んでこっち向かせて無理矢理唇を奪ってやった。

「んんっ…んーっ!」

硬く口を閉じて、空いた手で俺を押し返そうとしたり引き離そうとしたり必死だ。
あー、ちょっと楽しいかも。
舌先で翔の唇をゆっくり、くすぐるように撫でた。

「んっ…あっ!」

一瞬ガードの緩んだ口の中に舌を捻じ込んでアイツの舌を絡め取った。
こうなればもうこっちのもんだ。
舌の裏側へ潜り込んでぐちゃぐちゃに掻き回してやる。

「んんっ…ふ、くん…」

目を硬く閉じて、時折肩を跳ね上がらせて感じてる翔を薄目で眺めた。
ホント、可愛いな。
それでもまだ暴れるから今度は舌を吸い上げ、唇と歯で軽く咀嚼すると力が抜けていくのがわかる。
俺を引き剥がすことを諦めた手は肩を何度も叩いてきたが、ほとんど力が入ってないからなんともない。
自分の舌で翔の舌を何度も突き上げ、擦りあげていると俺を叩いていた手もシャツをギュッと握ることしか出来なくなっていた。
最後に上顎を舐めてやると震えながら小さく悲鳴を上げた。

「ふっ…ぁ…はぁ、はぁっ」

見下ろすと目を涙で潤ませ、頬を紅潮させて呼吸を荒くしている翔がいた。
ちょっとやりすぎた感があるが、もうやめるなんてできねぇ。

「なあ、このまま…?」
「っ…!」

やってもいいか?と、聞く前に違和感に気付いた。少し覆いかぶさった所為で俺の太ももがアイツの股間に当たった。
そこに当たるのは明らかに主張を強くした翔自身。
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