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溶かされてみる?
第8章 お仕置き

さっきまで遠哉さんといたのに、そんなことなにも…

「恋、よかったね」
融那はあたしの手を握った。

あたしみんなに感謝しなきゃ…

「ほんと…あたし周りの人に恵まれてるや…」
あたしは融那に飛びついて今度は安堵の涙をこぼした。



「じゃあ明日学校で待ってるね」
ちゃんと休むんだよと言って、融那はバイバイと手を振りながら家を出て行った。

玄関を見るとさっきまであった遠哉さんの靴がない。

お礼を言おうと思ったのに…

さっきまでお仕置きというの名の意地悪をされていて怒っていたのに、あんな話を聞いてしまったら怒る気持ちは何処かへ消えてしまった。

お礼…お礼…あ!!!

何かみんなにできることを思い悩むと1つ閃いた。
そうしよう!それならきっと大丈夫なはず!

そう思いあたしは用意に取り掛かった。
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