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第8章 お仕置き

深く考えれば考えるほどわからなくなり、あたしは難しい顔をした。

「それがね…」
そう言って融那から聞いた話はびっくりするだけでは足りないような話だった。

「あたし、今日学校行って、恋のこと一番筆頭でやってやつに文句言ってやろうと思って探してたんけど…」
そのときに青白い顔したファンクラブの何人かが廊下を走って何処かへ行っていたらしい。
ちょうどその中に薫子がいたため、話そうと呼びかけると薫子は泣いていたらしくとりあえず話をしたらしい。

どうも律先輩、黎泱先輩、皐君、暁翔さんに最初は呼び出されて、こっぴどく怒られたらしく、そのあとスラッとしていて落ち着いた雰囲気の眼鏡をかけた人と、がっしりとした体型で目鼻立ちがくっきりしている2人が入ってきて、さらにトドメを刺す忠告を受けたらしい。

最後の2人って…絶対遠哉さんと彰さんだよね…

その時に何を言われたまでかは聞かなかったが、みんながどうもファンクラブの子達に釘を刺したんじゃないかと融那はいっていた。