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溶かされてみる?
第9章 それぞれの愛のカタチ
…
話し終えると融那は深く考えたような顔をして
「恋ね…」と呟く。
「…!…恋?!!」
恋?こい?KOI…?!
「え、まず誰が…??」
ますます訳がわからない。
「誰って…そのイケメン達、恋のこと好きなんでしょ。」
は?
「いやいや、好きって!!ないでしょ!」
だって、つい最近、出会ったばっかなのに…!
展開が早すぎません…??
「それに…」
「…それに…??」
思わず意味深な融那の言い方に思わず聞き返すあたし。
「なーんか引っかかるのよね…」
「??」
悩む融那とは真逆にあたしは頭にはてなが浮かぶ。
「最近会ったって割には、言動がおかしいもん」
それはあたしも思っていた。
あの人たちはまるで前からあたしのことを知っていたようなことを言葉を時々こぼす。
「ま!もう少し絡んで見ないとわかんないわね!」
イケメン達に囲まれてるんだし!今の現状謳歌しちゃいな!とあたしにガッツポーズをする融那。
「は、はぁ…」
結局何も解決してないけど…
まあでもここで考えても何もわからないか…
あたし達はそのまま屋上で語り尽くしていた。