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溶かされてみる?
第9章 それぞれの愛のカタチ
「他に触られたところは…?」
「ひゃんッ…耳はぁ…やっぁ…」
あたしの耳を舐めながら遠哉さんは囁く。
「あるのなら言いなさい」
遠哉さんは耳を執拗に弄る。
クチュクチュ…ピチャ…
「あぁ…んッ…ぅん…」
脳内にダイレクトに厭らしい音が響く。
「…もう無いんですね?」
あたしの熱に侵された淫らな顔を見て、遠哉さんはあたしに聞く。
「遠哉さ…ん…」
あたしは遠哉さんの手を自分の身体に当てた。
「さ…っきの人に…身体を触られて…」
「それで…?」
あたしがなにを言おうとしているか、遠哉さんはわかっているくせに微笑みながらあたしを見る。
「こんな感触…遠哉さんで消し…て…?」
「ッ…!」
あたしはいつからこんなことをお願いするくらい、欲深くなったのか。
遠哉さんはあたしのシャツを脱がし、抱きしめ、あたしの背中を指でなぞる。
「んぁっ…ぁ」
「私の感触が忘れられないようにしてあげます…」
あたしの肩に遠哉さんは噛み付く。
「いッ…たぁッ!…」
痛いはずなのに、あたしはその熱に溺れる。
あたしの下着を下にずらし、出てきた双丘を撫でるように触る。
「ああぁっ…くっ…んぅ…」
気持ちいいのに…焦れったい…
肝心なところに触れてくれない遠哉さん。
「そんなに切ない声を上げてどうしました…?」
胸をいじる手はやめず、もう片方の手であたしの顎を上げる。
「んぅ…っ触って…ぇ…」
「もう触っていますよ…?」
遠哉さんがあたしに与える焦れったい刺激はあたしをひどく乱れさせた。