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溶かされてみる?
第9章 それぞれの愛のカタチ
あたしは部屋に入り扉を閉めた。
「あれから落ち着きましたか?」
心配してくれていたのだろうか、遠哉さんはあたしの頰に片手を当てそう聞いてくる。
「おかげさまで…」
今は違う意味であたし落ち着かないよ!!
髪はまだ乾かしていないのか濡れていて、いつもかけているメガネを外している顔はいつもよりあどけなくみえる。
あたしはなるべく遠哉さんを見ないように顔を横に背けた。
「本当にありがとうございました」
遠哉さんが通りかかってくれてなかったらどうなってたことか…
あたしはそう遠哉さんに言った。
「夜道の1人歩きは少し控えるように。」
あたしの頭を撫でて、遠哉さんは優しく微笑んだ。
この人も天然でこんなことしてくるからある意味憎い…!!
顔がどんどん熱くなってくる。
「顔が赤いですね、まさか熱…?」
「な、ななないですから!大丈夫です!」
おでこを合わせようとしてくる遠哉さんをなんとか避けて、あたしは部屋を出ようとする。
「待ちなさい。」
部屋の扉を開けようとしたあたしを、遠哉さんはそのままドアに押し付ける。
ちゅっ
「ひゃっ…!」
いきなりうなじにキスをされあたしの身体は跳ねた。
「消毒です、変な男が触ったので」
あたしを向かい合わせにして、クスッと遠哉さんは微笑む。
〜〜////!!!
真っ赤になるあたしの顔を遠哉さんはしっかり見つめて、
「はっ…んぅ…っぁ…」
あたしの唇を攫い、深く口付ける。
「ここも…触られたんでしたね…」
遠哉さんはあたしの口内を艶めかしく犯す。
「あッ…んぁあ…」
あたしの身体は遠哉から与えられる熱でより火照りが増す。