この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
溶かされてみる?
第11章 嵐の予感
「う…わぁ…見るからに怖そう…」
無事に律先輩たちのところについたあたしは、ゴーストハウスをみて絶句した。
「楽しそうじゃない〜!! あ、恋ちゃん苦手だったっけ〜?」
ニヤニヤとあたしに向かってそういってくる胡乃さん。
「そ!そんなことないですよ!! は、ほら入りましょ!!」
あー!!なんで強がったあたし!泣
もうすでに怖すぎて泣きそうなのに!!
あたしは胡乃さんにいった以上、
入らないわけには行かず、ゴーストハウスの中に入った。
……
ま…真っ暗で…何も見えない…
「こ…胡乃さん…?」
あたしは後ろを振り向いてそう呼ぶが返事はない。
い…いないの…???
どうやらどこかの分岐点ではぐれたらしく
今この場所にいるのはあたし1人。
もうすでにあたしは腰が抜けそうだった。
震える足をゆっくりと動かしながら進むと…
「…扉…??」
うっすらと注意!!と書いてある扉がある。
これ開けないと先に進めないの…?
無理だ。絶対無理だ。
開けたら何かある。絶対ある。
あたしは全力で引き返そうとした瞬間…