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溶かされてみる?
第15章 大人の世界
「気にするな…と思ったがやっぱお礼でもしてもらうか?」
「ええぇ!あたしな、何を…」
「お礼にダンスを一曲よろしいですか?姫?」
「あ、暁翔さんまで、りっくんみたいなこと…!」
この人たちには恥ずかしさというものはないのか!!
あたしは何度聞いても爆発しそうなくらい恥ずかしくてたまらないのに!、
「りっくんか…」
「暁翔さん…?」
「じゃあ俺のことは暁翔って呼べ」
「そ、そんなのいきなり無理です!!」
「だったらこの場で脱がす」
「えええ! あ、ちょっと!!暁翔さ!「暁翔」
暁翔さんは何に腹を立てのか、あたしと向き合い腰を支える手であたしの身体をドレスの上から撫でていく。
「あ…あ、暁翔…」
「…予想以上だな…」
少し照れた顔をしながら、あたしを可憐にリードしてホールを回る。
「暁翔やっぱり意地悪…」
どんだけ意地悪でもやっぱりかっこいいんだから…
「まぁ…あの子さっきから楽しそうね…」
「どこのお嬢さんかな」
あたし達がそうこう踊っているうちに、気になり始めた他の人たちがあたし達を見る。
「わ…みみ見られてる!!」
「んだけ綺麗なんだから見せつけとけ」
ちゃんと踊れてるからとあたしを褒めながら暁翔さんはステップを踏んでいく。