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溶かされてみる?
第15章 大人の世界

「恋、私と踊りましょう」
「へ?…あっ!遠哉さん」
あたしの手を取り、自分の肩にあたしの手を置き、遠哉さんは踊る。

なんていうか…ほんと落ち着いてるっていうか…
大人の余裕?貫禄?があるなあ…

あたしは遠哉さんのスマートなリードに尊敬していた。
「恋は誰よりも綺麗ですよ」
「遠哉さんまで!!」
「とーくん」
「え?」
「こんな時なんですから、昔のようにとーくんて呼んでください」
「…と、とーくん??」
なんだか気恥ずかしくなりつつも遠哉さんの顔を見ながらあたしはそう呼ぶ。

「…止まりそうにない…」
「何か言いました…??」
赤く顔を染めた遠哉さんがあたしの方を見て何か呟く。

「遠哉、赤くなるくらいなら俺に代わってくれ!」
「じょ!彰さん!」
いきなりあたしたちの間に現れた彰さんは遠哉さんに向かってそう言う。
「こら彰…!行儀が「恋!俺らの練習の成果!発揮しようぜ!」
遠哉さんの言うことなど無視してあたしの手を取り、練習の時のように踊り出す。

結構豪快だけど、彰さんと踊ってるといつのまにか楽しくなるんだよね…
「恋の笑顔は世界一だな!」
「じ!彰さん!!」
あたしの顔を見ながらニコッと微笑んで彰さんは、少しぎこちなさはあるがリードしてくれる。

全くこの人は…なんでもストレートにいうんだから…!!

「下手くそ。」
「あ、暁翔!!」
「暁翔さん!」
あたしらのダンスを見て、よほど我慢ならなかったのか暁翔さんが現れあたしをさらっていく。

「彰は自分の客人と踊っとけ」
「俺の客人…「Jyo〜〜!!」
「げ!テオ!!」
暁翔さん彰さんにそういうと、いつしか見たあのテオさんが彰さんに飛びつくように走ってきた。
「うわあぁ!卑怯だぞ暁翔!」

「行くぞ恋」
「あ、待って…!」
叫ぶ彰さんには見向きもせず、暁翔さんはあたしの手を引く。

「やっぱ似合ってるな、そのドレス」
「暁翔さんが選んでくれたドレス!みんなに好評です!」
「恋は…気に入ったか?」
「もちろん!むしろこんな大層なものいただいて…すみません」
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