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溶かされてみる?
第18章 フクザツな乙女心
…
「…よっし…じゃあぼちぼちあいつらのとこ戻るか!」
「そうだね!」
さっきまでは寂しかったはずなのに、
もうそんな寂しさはとうの昔に消えていて、
繋いだ彰さんの手から伝わるあたたかさが
あたしに温もりを教えてくれている。
「それにしても…あの人集り大丈夫だったの…??」
つい気になっていたことをあたしは彰さんに聞く。
「あー…あれは全力でみんなで巻いた…笑」
彰さんはその時のことを思い出しているのか、
ひどく疲れた顔をしながらそう答えていた。
相当なものだったんだろうなぁ…
そう思いながらふとあたしは思い出す。
そう…
あたしは一人でいた時にもう一つ気になったことがある。